読書

勝手にふるえてろ (文春文庫)作者: 綿矢りさ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/08/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (39件) を見る綿谷りさ 『勝手にふるえてろ』 ★★★☆☆ 最後でいろいろ納得した。比喩表現とかめちゃくち…

手紙 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/10/06メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 174回この商品を含むブログ (528件) を見る東野圭吾『手紙』 ★★★★★ 展開はやくてさくさく進むなーってスラスラ読んでたんだけど、最後の2行…

けっこう色々読んでるんだけど、記録するのをどうしても忘れてしまう。最近は昔の本を読み返してばっかりだったので、明日は三条のブックオフに行く。東野さんの「手紙」を狙っている。羊をめぐる冒険 (上) (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談…

村上春樹「1973年のピンボール」★★★☆☆何かを自分に据える為には何かを手放さなくてはならない事。季節は移ろうこと。同じ場所にはとどまれない事。なんだかちょっと寂しい気持ちになりました。直子がチラっと出てきたけどノルウェイに通ずる何かがあるのかな…

村上龍 「コインロッカー・ベイビーズ(上)(下)」★★★☆☆村上春樹 「風の歌を聴け」★★★☆☆ 龍さんの方はとってもビビッドでした。何て言うかすごく男性的で切断的な感じ。同著者の作品は「69」と「空港にて」しか読んだことがなかったので、少しイメージが変わ…

村上春樹「螢・納屋を焼く・その他の短編」★★☆☆☆ 村上春樹「スプートニクの恋人」★★★★☆ ぼんやりというか、全景が見えそうな見えなさそうな、村上春樹の書くおぼろげで柔らかい空気が今の私はなんとなく好きです。答えの出ることばかりじゃないものね、世の…

湊かなえ「告白」★★★☆☆ すごい、誰も救われない。ああう。怒り、孤独、恨み、その他がごっちゃになった負が負を生むスパイラル。誰かが決意を持って断ち切らねば、受容せねば、この手の連鎖は終息しえないのだなと思いました。人間って底が見えないものだよ…

「煙か土か食い物」舞城王太郎 前に友人が勧めてくれていた本を彼氏さんが貸してくれました(その日私は同著者の「熊の場所」を電車に忘れて打ちひしがれていたのだ)(ああぁ……。/思いだしへこみ)。私にとってはちょっとだけ長めの1冊でしたが、文の疾走感…

memo:

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」村上春樹 村上節、とでも言うのかな。ゆるい感じの文体にだいぶ慣れてきた。この本は風景の描写がすごくきれいだったなぁ。黄金色と言うか、夕焼けの色、というか。やみくろに主人公が出会う場面がすごくよか…

memo:舞城王太郎「阿修羅ガール」町田康:「夫婦茶碗」星新一「ブランコの向こうで」石田衣良「うつくしいこども」(再) 石田衣良のかくテンポのいい文体が好き。濃いキャラ設定も好き(今変換したら「恋キャラ」って一発目から出てやだん私ってば乙女)。…