雨雨雨

ウォークマンをぶら下げて散歩する習慣がついた。最近は雨ばかりだけどBGM次第で気持ちがいい。ここのところ、自分が何をしたいのか分からないままぼんやりと過ごすことが多かった。寂しいような、一人でいたいような、憂鬱なような、ただ眠いだけのような、そう言うとりとめのない気持ちをぼんやりと抱いていた。おそらくは季節病で毎年この時期はぼんやりと低迷するのでこういうときの気持ちの持っていき方には幾分慣れてはいるのだけど、それでもあまり知り合いが居ないこの土地に(心的に)一人と言うのはしんどいところもあるかもしれない。


今日小さな傘をさした男の子とお母さんらしき人が手をつないで歩いているのを見て、たまらなく泣きたくなった。ああ、あの子の笑顔は全部に安心した笑顔だなぁって。つないだ手さえあれば何も怖くないんだろうなぁって。


会いたい人が居ます。聴いてほしいお話もいっぱい。それで「よしよし」って、「頑張ってるね」って、笑ってくれたら、やっと泣ける気がする。