Music is Magic!

昨日、軽音楽バンド(という言い方はありなのか)の卒業ライブに出演してきました。私は大学生活においてはジャズのビッグバンドが畑なので、「バンド」のしかもボーカルという立場はとても新鮮でした。


スタート15分前にバンドマスターに「今日MC誰?」と聞いたところ「あ、考えてなかった、お前やって」と突然の任命を受け、かなりとまどいました。15分前て!いやいや無理無理ワタシ日本語シャベレナイヨなどとゴネたのですが無駄でした(暴挙)。


ライブハウスを借り切っての本番というのは人生で2回目の経験だったのですが(普段はたいてい対バンでしたし、ご飯とお酒が出るようなジャズバーだったのです)、オールスタンディングというのはやはり気持ちが高ぶりますね!演奏を聴いて体が勝手に動き出すあの感じはとても快感です。しかしそれは演奏する側にも言えるので、自分たちの本番では緊張感が普段より跳ね上がりました。更にボーカル兼MCの負担レベルは結構なものだったのです。結果、心臓バコバコ(手汗びしゃぁぁぁ)。


でも歌っている最中にお客さんの顔を見渡していると、恥ずかしいけれどくすぐったい気持ちがわきました。それはとても居心地がよくて、そして単純に気持ちいい。体をゆすってる人、手を叩いている人、笑顔で歌っている人、それぞれが音楽を楽しんでいました。勝負するための音楽、食べていくための音楽、いろんな可能性があるけれど、楽しむための音楽が私は一番好き。それぞれのバンドにそれぞれの伝えたい思いやカラーがあり、それらは一生懸命に表現すれば演奏技術を飛び越えて胸に迫ることがあるのだと実感しました(もちろん感情移入していたというファクターもあるのだけど)。んもう、音楽ってば魔法。「これで終わりか」と寂しくもなったけど、でも、とても楽しかったです。