2010-01-10 「ほら」 つぶやき 時間の砂が こぼれ始めた あたしはそれを止める術も 逆らう術も しらない目の前にチラつくのは 君との何気ない日常と 笑顔と 涙と 横でかすかに聞こえていた 寝息君の唇が動くことが怖くて ただ君とつながっていたくて でも もう 戻れないことも分かっていてだから言ったありがとう、は 綺麗事でも 本音でもなくて ただ傷つきたくないが故だったりしてもうこの部屋に来ることも 鍵をあけることも ないんだろう きみの寝癖を直すことも 首筋を甘く 噛むことも 「また、明日」っていうことも