リア友から「ブログ更新ないけど生きてる?」的な連絡が来た

今年の夏も終わりました。




学生ビッグバンドの甲子園「山野ビッグバンドジャズコンテスト」が今年も終わりました。



大会に向けて、初めて楽譜を貰った時。
譜を見ながらデモを聴いても、今何枚目のどこなのかさっぱりわからない…というレベルからスタートした今年の夏。


「全国大会?何それおいしいの?(´・ω・)」
と余裕ぶっこいてたのも最初だけで、手渡された譜面は本当に訳わからなくて、泣きながらにらめっこしました。


苦しかった。ホント、いっそ逃げてしまいたいと思った。
求められる技術と自分のできることはあまりにもかけ離れているし、どんな言い訳も通用しないわけで。
先輩やOBの方からも、いっぱい指導を受けました。「何でできねーんだよ、バカ」とか言われた日もありました。
皆が一生懸命でした。


 
 もし私がオーディション受けて落ちたメンバーやったら、今のakiらみたいな練習じゃ全然納得いかん。
 合奏までにどれだけ苦労したとか、楽器経験浅いとか、そういう過程は問題じゃない。結果が欲しいねん。
 音楽作るって、そういうこと。



友達に言われて、何か頭をガツンと殴られたような気分で、悔しいけど納得してしまったあの日。
悔しくて、かっこ悪くて泣きたくなんてなかったけど、泣き虫な自分は耐えられるわけもなく。
本当は自分でも気づいてた、でも見ないようにしてた、そんな一面を引っ張り出された瞬間でした。


でも、あの日から意識が変わったというか、進むべき道が見えたというか。
「やろう。やらなくちゃ。」そう思って大会まで突っ走った訳です。



本番の演奏中のことはあんまり覚えてません。
とにかく緊張・集中してたこと。
演奏が終わり、その場に座り込んでしまいたい衝動を抑えて、審査員の方から講評を受けてる時の足の震え・動悸。
本番が終わって、緊張・感動・安心・開放感、色んなモンがごちゃまぜになった涙をこらえてたこと。
なのにその後OBの人が温かく迎えてくれるもんだから、苦労がパーになったことw







結局、今年私たちのバンドは賞を取ることはできませんでした。
普段は絶対そんなキャラじゃないのに、結果を聞いたバンドマスターが男泣きしているところは、今でもまぶたに焼き付いています。




みんなで泣きました。悔しかった。ホントにホントに悔しかった。
自分がもっと、あともう少しうまかったなら。うぬぼれかもしれないけど、本当にそう思いました。
影での苦労がたくさんあったであろう4回生に、賞をとらせてあげたかった。
 



今振り返れば、もっと練習できた、もっと良くなれた点がいっぱいあります。
でも、その時のあたしは一生懸命でした。だから、あれでよかったんだろうなぁと思います。
毎日の地味な練習や、1か月近くの合宿。それを、あの15分間のステージにかけてきました。
悔いは、ない。



入賞こそ逃したものの、来年の大会のシードは取ることができました。
来年のあの日をめざし、明日も練習に励みますです。